Wicle活用事例

コンバージョンを可視化するAIアナリティクス「Wicle」

流入・コンバージョン・来訪頻度をひと目で把握。AIが変化と要因を解析し、ユーザー行動の再現でコンバージョンまでの流れも把握できます。

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広告担当者が、Wicleで深掘りできる分析手法8選

Yoshinari Kawachi
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目次

広告配信の成果を改善したいけれど、「どのチャネルが効いているのか」「なぜCVに至らないのか」が広告管理画面の主要指標だけでは追いきれない——そんな悩みを抱える広告担当者は少なくありません。

Google AnalyticsやBIツールで数値は追えても、ユーザーが実際にどう動いたかまでは把握しづらいのが現実です。 結果、「なんとなく良さそう」な施策に予算を投下し続けてしまうこともあります。

本記事では、AIアナリティクスツール「Wicle」を活用し、WebサイトのCV率を向上させるための分析手法を8つご紹介します。流入チャネル別の行動比較から、CVユーザーの動線可視化まで、データに基づいた広告改善のヒントが見つかるはずです。

広告配信担当が抱える課題

広告運用の現場では、多くの担当者が広告主要指標は観測しているが、Webサイト流入後の分析に力を入れられていないという課題を抱えています。

よくある3つの課題

広告配信に携わる担当者が抱えがちなWebサイト分析の課題を整理すると、以下の3つに集約されます。

課題

具体的な状況

広告流入後の分析ができていない

CTRやCVRは追っているが、広告流入後の行動データを把握しきれていない

一般的なWeb解析ツールが分かりづらい

機能や見る指標が多すぎて、必要な数値にたどり着けない

分析に時間を割けない

広告運用・クリエイティブ作成・レポート作成など業務が多忙

「広告流入後の行動データ」を見る必要性

広告管理画面から把握できるCTRやCV数といった数値だけでは、「なぜCVしなかったのか」「どこで離脱したのか」という本質的な問いに答えることができません。

Wicleは、広告流入後の行動データを可視化することで、広告配信担当が抱える課題を解決するAIアナリティクスツールです。

Wicleで実践できる広告分析手法8選

広告配信担当がWicleを活用して深掘りできる分析手法を8つご紹介します。各手法の目的と活用シーンを理解し、自社の広告運用に取り入れてみてください。

①流入チャネルごとのUU数の変化・要因を確認

目的:どのチャネルからの流入が増減しているか、その要因は何かを素早く把握する

Wicleのダッシュボードでは、検索広告・SNS広告・オーガニックなど、流入チャネルごとのUU数(ユニークユーザー数)が自動で可視化されます。

さらに、AI要約機能が数値の変化を検知し、「検索広告からの流入が前週比+15%増加」「SNS広告の獲得効率が高く、流入全体の3割を占めた」といった要因を自動で解析・言語化してくれます。

活用シーン:

  • 日次・週次・月次の流入状況を素早く確認したいとき

  • 広告予算配分の判断材料が欲しいとき

  • 社内報告用のレポート作成を効率化したいとき

デモ動画:

②流入チャネルごとのクリック・スクロール・CV状況を素早く把握

目的:チャネル別のエンゲージメント状況を一覧で確認し、広告効果を比較する

Wicleでは、流入チャネルごとにLP上でのクリック箇所、スクロール率、CV到達状況を可視化できます。ヒートマップ機能を使えば、「検索広告からの流入ユーザーはページ下部までスクロールしているが、CTAボタンのクリック率が低い」といった傾向が一目で分かります。

活用シーン:

  • チャネルごとのLP上での行動傾向を比較したいとき

  • 広告クリエイティブとLPの親和性を検証したいとき

  • CVに至らない原因を絞り込みたいとき

デモ動画:

③流入チャネル・広告バナーごとの主要数値を可視化

目的:流入チャネル・バナー単位でのパフォーマンスを比較し、効果の高いチャネル・クリエイティブを特定する

Wicleのファネル機能を活用すると、広告バナーごとに「LP閲覧→主要ページ遷移→CV」といったステップの通過率を可視化できます。「バナーAからの流入は滞在時間が長く、主要ページ閲覧率も高い」といった傾向を把握することで、効果の高いクリエイティブを特定できます。

活用シーン:

  • 複数の広告バナーのA/Bテスト結果を比較したいとき

  • 広告クリエイティブの改善方針を決めたいとき

  • 予算配分の最適化を検討したいとき

デモ動画:

④ダッシュボードで特定チャネルの行動傾向を可視化

目的:注目したいチャネルに絞って、詳細な行動データを深掘りする

Wicleのダッシュボードでは、フィルタ機能を使って特定の流入チャネルのみを抽出し、そのユーザー群の行動傾向を可視化できます。「検索広告からの流入ユーザーだけ」「特定のUTMパラメータを持つユーザーだけ」といった絞り込みが可能です。

活用シーン:

  • 特定の広告キャンペーンの効果を検証したいとき

  • チャネル別の改善施策を検討したいとき

  • 施策実施後の効果測定を行いたいとき

デモ動画:

⑤広告設定変更後の数値変化と要因を確認

目的:施策実施前後の効果を比較し、改善の成否を検証する

Wicleでは、期間を指定して数値の前後比較をAIインサイトで捉えることが可能です。AIインサイトが「広告配信設定の変更後、CV率が+12%改善」「バナー変更後、滞在時間が低下し流入の質が下がった」といった変化と要因を自動で言語化します。

活用シーン:

  • 広告設定変更の効果検証を行いたいとき

  • 予期せぬ数値変化の原因を特定したいとき

  • 施策の成功/失敗を素早く判断したいとき

デモ動画:

⑥CVしたユーザー、CVしてないユーザーの操作を可視化

目的:CV有無の違いを生む行動パターンを発見し、改善のヒントを得る

Wicleでは、CVしたユーザーとCVしなかったユーザーの操作を動画や行動履歴で確認できます。「どのセクションで立ち止まっているのか」「どのタイミングで離脱しているのか」「CVしたユーザーはどの情報を確認してからフォームに進んでいるのか」といった視点で、数値だけでは見えない「違和感」を発見できます。

活用シーン:

  • CVしない原因を定性的に深掘りしたいとき

  • フォーム離脱の具体的な要因を知りたいとき

  • ユーザーの迷いポイントを特定したいとき

デモ動画:

⑦流入チャネル別に、流入後の行動傾向を比較

目的:チャネルごとの行動パターンの違いを把握し、チャネル特性に合った施策を立てる

Wicleのユーザー検索を使えば、流入チャネル別にユーザーの行動傾向を比較できます。「検索広告からの流入ユーザーは価格ページの閲覧率が高い」「SNS広告からの流入ユーザーは機能ページでの離脱が多い」といったチャネル特性を把握することで、チャネルごとの最適なLP設計や導線改善につなげられます。

活用シーン:

  • チャネル別のユーザー特性を把握したいとき

  • チャネルに合わせたLP最適化を検討したいとき

  • 広告とLPの整合性を検証したいとき

デモ動画:

⑧事前設計なしで、行動イベントを後追いで可視化

目的:高エンゲージメントユーザーの行動を分析し、CVにつながる導線を強化する

Wicleでは、「特定のボタンをクリックしたユーザー」「ページ下部までスクロールしたユーザー」といった実際に発生しているイベントをページ上で可視化できます。その条件でユーザーを抽出し、行動を追跡することも可能です。

イベント検索機能を使えば、SQLなしで条件に合致するユーザー一覧を素早く取得。そこからセッションリプレイやn1ジャーニーで個々のユーザー行動を深掘りすることで、「興味を持っているのにCVしない」ユーザーの離脱原因を特定できます。

活用シーン:

  • 興味を持っているユーザーがCVしない理由を探りたいとき

  • 効果的なCTAの配置を検討したいとき

  • 高エンゲージメントユーザーの特徴を把握したいとき

デモ動画:

広告流入後の分析精度を上げる3つのポイント

8つの分析手法を最大限に活かすために、押さえておきたいポイントを3つご紹介します。

1. AIインサイトから仮説を得る

WicleのAIインサイト機能は、数値の変化を自動で検知し、「検索広告からの流入は増加しているがCV率が低下している」「SNS広告経由のユーザーは滞在時間が短い傾向がある」といった仮説のヒントを提示してくれます。自分でデータを眺めて仮説を立てる必要がなく、AIが示す課題から分析を始められるため、改善の糸口を素早くつかむことができます。

2. 比較軸でユーザーを捉え、傾向を掴む

「チャネル別」「期間別」「CV有無別」など、それぞれの軸でユーザーを捉えることで、行動傾向の違いが浮き彫りになります。Wicleのフィルタ機能やファネル機能を活用すれば、軸ごとのユーザー群を簡単に抽出・比較でき、チャネル特性や改善ポイントを素早く把握できます。

3. ユーザー一人ひとりの行動から「なぜ」を深掘りする

定量データだけでは「何が起きているか」は分かっても、「なぜCVしなかったのか」は見えてきません。Wicleのセッションリプレイやn1ジャーニーを活用すれば、ユーザー一人ひとりの行動を動画や履歴で追体験でき、離脱の理由や迷いのポイントを具体的に把握できます。数字の裏にある「なぜ」を深掘りすることで、本質的な改善につなげられます。

まとめ|Wicleで広告配信の「なぜ」を解明しよう

本記事では、広告配信担当がWicleで実践できる8つの分析手法をご紹介しました。

No

分析手法

主に使う機能

流入チャネルごとのUU数の変化・要因を確認

ダッシュボード、AI要約

流入チャネルごとのクリック・スクロール・CV状況を把握

ヒートマップ

流入チャネル・広告バナーごとの主要数値を可視化

ファネル分析

特定チャネルのみの行動傾向を可視化

フィルタ機能

広告配信設定変更前後の数値変化と要因を確認

AI要約(期間比較)

CVしたユーザー/してないユーザーの操作を可視化

セッションリプレイ

流入チャネル別に、流入後の行動傾向を比較

イベント検索、ファネル

高エンゲージメントユーザーの行動を確認

イベント検索、n1ジャーニー

広告運用では、数字の改善は重要です。しかし、数字だけを追いかけていては、本質的な課題は見えてきません。

Wicleを活用することで、「定量データ(ダッシュボード・AI要約)」と「定性データ(セッションリプレイ・ヒートマップ)」を組み合わせた分析が可能になります。データに基づいた仮説を立て、検証し、改善する。このサイクルを回すことで、広告成果を確実に高めていくことができるでしょう。

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